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コンボボックスとは、リストボックスとエディットフィールドを組み合わせた機能を持つものである。リストボックスから選んだものをエディットフィールドに入れたり、エディットフィールド内のテキストを編集したりすることができる。したがってコンボボックスは、選択肢から選ぶことにより、入力の手間を省きたい、あるいは省けるという場合に使用する。たとえば過去に入力したものを選択肢に入れたりなどする。
典型的なコンボボックスは、編集可能なエディットフィールドとドロップダウンリストという組み合わせである。この場合のコンボボックスの見た目は、エディットフィールドの右端にリストをドロップダウンさせる小さなボタンが付いているというものである。大抵の場合、このボタンには下向きの矢印や三角形が描かれていることが多い。ボタンをクリックするとリストボックスがドロップダウン――エディットフィールドの下側にぴろっと垂れ下がるように表示される。
そして最も使われているのが編集不能なエディットフィールドとドロップダウンリストの組み合わせである。この形式のコンボボックスをドロップダウンリストと呼ぶ場合もある。同様のものを Java の AWT ではチョイスと呼んでいる。Swing にはコンボボックスが存在するのに AWT にはチョイスという選択機能しか持たないものしかないのは、MacOS 9 以前にはコンボボックスが無かったからなのだろう。選択するだけならポップアップメニューで代用ができるので、チョイスという形になっているというわけだ。
ドロップダウンリストの大きな利点は面積をとらないことである。リストボックスには大きな面積を使うという欠点があるのだが、ドロップダウンリストはこの欠点を克服しつつリストの利点をあわせ持っている。その代わりに項目を選択するのに2アクションかかるようになってしまう。選択するにはまずリストをドロップダウンさせなければならないのだ。そのため、頻繁に選択操作を行うようなものにドロップダウンリストを使用するのは好ましくないと言えるだろう。また、ドロップダウンさせなければ選択肢を見ることができないというのもドロップダウンリストの欠点である。ドロップダウンするリストボックスの大きさが内容に対して小さすぎると、ドロップダウンしても満足に選択肢が見られないという、どうしようもないことになるので注意が必要だ。
そして最後の形式が、いまや見られなくなった、ドロップダウンしないリストボックスとの組み合わせである。見た目的にはエディットフィールドの下にリストボックスがあるだけという、いたってシンプルなものだ。この形式の典型的な使用例は Windows 3.1 のファイルダイアログだろう。以下はそのダイアログの例の引用である。ダイアログ左側にあるのがドロップダウンしないリストボックスのコンボボックスとなっている。
Figure 23. File Open dialogue box in Windows 3.11
http://www.leeds.ac.uk/iss/documentation/beg/beg29/beg29-Task-5.html
より
りゅう/rryu@t3.rim.or.jp